ヘナ施術について
「ヘナは究極の髪質改善」
「天然植物で優しく染める」
「心落ち着く癒しの時間」
ヘナは髪や頭皮に現れる活性酸素などの不純物を除去し、健康な毛髪が育つ環境を作ります。
また、ヘナに含まれるタンニンという成分が毛髪を芯から補強し、水を弾く健康な髪に導きます。そうなることで、髪を染めながらもヘアデザインをとても行いやすい状態にしてくれます。
更にヘナには癒しの効果があり、高ぶった精神を落ち着かせてくれます。その為、施術中は眠くなったり頭皮が軽くなったように感じることもあります。植物の香りに包まれながら、リラックスした時間をお過ごしいただけます。
ヘナの特徴・効果・メリット
ヘナとは?
ヘナは主にインドやモロッコなどの乾燥地帯に育つ植物です。古来から髪の染色やボディーペイント、伝統医療では薬草としても使用されてきました。
美容室では、ヘナの葉を乾燥させてパウダー状にしたものお湯で溶き使用しています。ヘナは一般的に「傷まない白髪染め」として知られていますが、私たちは染める以外の様々な効果にメリットを感じています。
植物としての効果効能
- 活性酸素除去
- 抗炎症効果
- 鎮静効果
- 冷却効果
- 抗菌効果
ヘナを使用することで様々なメリットが得られますが、これらはお客様自身が本来持つ美しさに髪の状態が戻っていくこと(ととのう)だと考えております。
ヘナに含まれる有効成分
- ローソン
オレンジ色の色素
毛髪コーティング効果 - タンニン(ポリフェノール)
毛髪の補強や修復
活性酸素の除去 - 植物性糖タンパク質
トリートメント効果
毛髪柔軟作用
ヘナ施術事例1
髪質改善として白髪がない方へのヘナ施術事例です。
お客様のお悩み
- クセ毛で髪が広がる
- 毛量が多くまとまらない
- 毛先のパサつき
施術内容、使ったもの
モロカンヘナを根元から毛先まで塗布して、クセ毛を活かしてカットしました。
施術後はヘナのコーティング作用で艶とまとまりがアップし、ヘナによる髪質改善で軽い印象に。
白髪がないのでほとんど色の変化はないですが、ほんのり柔らかい印象の黒髪になりました。
ポイント
カットで軽くするのではなくヘナによる髪質改善で軽さをつくります。
毛量の多い方やクセ毛の方をカットで軽くしすぎると、パサつきや広がりの原因になってしまうのでクセ毛を活かすことを大切にしています。
ヘナを続けていくことで自分の髪の素材を活かせるようになり、ヘアスタイルを長持ちさせることができます。
縮毛矯正のように真っ直ぐにはなりませんが、ボリュームダウン目的やクセ毛をなるべく落ち着かせたい方からご好評いただいております。
ヘナ施術事例2
トーンダウンしたい方の施術事例です。
お客様のお悩み
- ヘアカラーによる髪のダメージ
- ヘナ染めに切り替えたい
- できるだけ寒色系の色味にしたい
- 手触りを良くしたい
施術内容、使ったもの
インディゴの配合量が多いブラウンを根元から毛先まで塗布しました。
シャンプーの際にヴィーガンクリームヘアークレンジングを使用。
施術後は赤みやオレンジ色が気にならないような色味にトーンダウンし、ヘナのコーティング作用で艶とまとまりがアップしました。
寒色系の色味に近づけることで軽い印象になります。
ポイント
インディゴの配合量を多くすることで明るい髪を暗くすることができます。(化学染料を使わないので真っ黒にはできません)
ヘアカラーからヘナ染めに切り替えたい場合は、このブレンドでの施術を3回続けることをオススメしております。
インディゴのブルーの色素で赤みやオレンジ色を抑えながら染めていきます。
ヘナの注意点
ヘナの注意点についてご紹介いたします。はじめての方はお読みください。
髪を明るく染めることができない
=ブリーチ剤を使わない
通常のヘアカラーは化学反応により活性酸素を発生させ、メラニン色素を壊すことで明度を上げますが、ヘナにはそういった化学作用が無いため、髪を明るくすることができません。
その逆に薬剤によるダメージや刺激が無いので、髪や頭皮を傷つけることがありません。
色味が選べない
ヘナの色素はオレンジ、インディゴの色素はブルーです。
お互いの色素を活かしてブレンドすることでブラウンを表現できますが、それ以外の色は表現することができません。
染まり上がりに時間がかかる
ヘナやインディゴなどの色素は、通常のヘアカラーよりも色素の吸着に時間がかかります。(45分〜60分)
その時間は頭皮の毛細血管を通じ、ヘナの成分を体内に取り込む時間にもなって非常にリラックスした状態となります。
1回の施術で完璧な仕上がりにならない
ヘナやインディゴの染毛は草木染めなどと同じように、繰り返し色素を重ねていくことで綺麗な色味が完成し、髪質も良い状態になります。
初めてヘナをする方は3〜5回の施術を繰り返すことが望ましく、始めのうちは褪色も早い為2〜3週間スパンの施術をオススメしております。
ヘナが定着してくると、1ヶ月〜2ヶ月スパンの施術で良い状態をキープすることができます。
ヘナショックについて
ヘナショックとはトリートメント効果を期待したにもかかわらず、ヘナ施術後に髪が硬くゴワゴワになってしまうなど、逆に仕上がりが悪くなってしまうことを言います。
ヘナには収斂作用・脱脂作用(タンニンという成分)がある為、特にカラーリングやパーマなどで髪が傷んでいたり、過度のシャンプーなどにより髪や頭皮の油分が不足している場合に起こりやすくなります。
毛髪の水分量を調節したり、ヘナ塗布前のオイルマッサージで緩和し、ヘナショックにならないようにヘナの塗布方法にも気をつける必要があります。
またヴィーガンクリームヘアークレンジングの使用や、技術的なアプローチでこちらの問題を解決していきます。